だれかに本気でおすすめしたい映画とは、自分が本気で好きになった映画に他ならない。
私が好きな映画は、2つの要素を兼ね備えた作品が多い。
- ユニークな世界観がある
- 俳優・女優に魅力がある
この記事では、2つの条件を満たしたおすすめの映画(=好きな映画)を新旧、ジャンルを問わずにランキング形式にした。
まだ観たことがない作品があれば、ぜひ鑑賞していただきたい。
記事の一番下にささやかなおまけも用意したので、そちらもチェックしていただきたい。
1位 ダークナイト ライジング
2012年🇺🇸、クリストファー・ノーラン監督
ヒーロー/アクション
🏆🏆
ヒーローの善と悪の両方を描いた『ダークナイト』三部作の最後の作品。
はじめて『ダークナイト ライジング』三部作を観たとき、ヒーローが悪に染まる姿が描かれていて価値観を覆されたように衝撃だった。
強敵ベイン(トム・ハーディ)のカッコよさ、キャットウーマン(アン・ハサウェイ)の美しさによって映画の魅力が増している。
緊張感のある作品で、観終えたあとには解放感がおとずれるだろう。
2位 エターナル・サンシャイン
2004年🇺🇸、ミシェル・ゴンドリー監督
恋愛
記憶除去手術、恋愛、こじれていく……。これは普通の恋愛映画じゃない。
ジム・キャリー(『マスク』)とケイト・ウィンスレット(『タイタニック』)というカップルが作品にぴったり。
脚本はチャーリー・カウフマン(『マルコヴィッチの穴』他)。
映画の最後にBECKの「Everybody’s Gotta Learn Sometime」が流れて、ものすごい悲しい感じがすると同時にハッピーエンドになる。
3位 アンダーグラウンド / 黒猫・白猫 / ライフ・イズ・ミラクル
アンダーグラウンド(1995🇷🇸)
黒猫・白猫(1998🇷🇸)
ライフ・イズ・ミラクル(2004🇷🇸)
エミール・クストリッツァ監督
ドラマ
旧ユーゴスラビアのサラエヴォ出身の監督エミール・クストリッツァ(1954年生まれ)。
カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを2度受賞しているのをはじめ、世界三大映画祭すべてで受賞している。
ハリウッドから遠い世界を描いている。その独創的な世界観はエミール・クストリッツァにしかつくれない。
4位 地獄の黙示録
地獄の黙示録
1979年🇺🇸、フランシス・フォード・コッポラ監督
闇の奥
原作の『闇の奥』(コンラッド)もすばらしいが、『地獄の黙示録』はベトナム戦争を舞台にするという離れわざ。
数ある戦争映画のなかでも個人的にはいちばん好きだ。
マーロン・ブランドが演じるカーツ大佐は映画史に残るキャラクター。いまだに数多くの映画作品で「カーツ大佐」の影響を目にする。
ドアーズの音楽とジャングルから炎が上がる映像。コッポラは映像のパワーが桁違いだ。
5位 ラブ・アゲイン
2011年🇺🇸、グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
ラブコメディ
🏆🏆
コメディは内輪ネタで笑いをとることが多い(特にアメリカ映画)。その点、この映画はストーリーのなかでわかりやすい笑いを演出しているため、日本人であろうと笑える。
登場人物が多くて、薄くなりがちだけど120分のなかできっちりと収束する。
『ラ・ラ・ランド』(2016年)でもカップルを演じることになるライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがこの作品でもカップルとなっている。
6位 お熱いのがお好き/ アパートの鍵貸します
お熱いのがお好き(1959🇺🇸)
アパートの鍵貸します(1960🇺🇸)
ビリー・ワイルダー監督
ラブコメディ
直球な笑いと恋愛に涙してしまう、ハートをつかまれるような映画。
7位 マルクス兄弟の映画
コメディ
演技と芸だけで笑いをとる。マルクス兄弟の映画はどれも最高だが、『我輩はカモである』(原題Duck Soup)などのドタバタが映画の最後の最後でクライマックスを迎えるときの興奮がたまらない。
8位 ファイト・クラブ
1999年🇺🇸、デビッド・フィンチャー監督
アクション
これはブラッド・ピットのかっこよさ(マッチョ)にノックダウンされる映画といっていい。
難しいことは抜きにして、ブラピのマッチョっぷりを楽しもう。
結局は「肉体」だけが信じられるということだと理解した。
9位 モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
1974年🇬🇧、テリー・ギリアム、テリー・ジョーンズ監督
コメディ
モンティ・パイソンのテレビ・シリーズや他の映画作品もいいが、この『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』は完結していて、モンティ・パイソンのエッセンスと映画の物語が合わさった最高作品だ。
10位 黄金狂時代 / 街の灯
黄金狂時代(1925🇺🇸)
街の灯(1931🇺🇸)
チャールズ・チャップリン監督・主演
コメディ
たしかに古くさい映画だけど、心あたたまるなにかがある。
まだチャップリンの映画を見たことがないかたはぜひ一度観ていただきたい。
11位 パルプ・フィクション
1994年🇺🇸、クエンティン・タランティーノ監督
コメディ/犯罪
12位 ビッグ・リボウスキ
1998年🇺🇸、コーエン兄弟監督
コメディ/犯罪
13位 ミッドナイト・イン・パリ
2011年🇺🇸、ウディ・アレン監督
恋愛/パリ
14位 幕末太陽傳
1957年🇯🇵、川島雄三監督
コメディ/人間喜劇
15位 東京物語
1953年🇯🇵、小津安二郎監督
ドラマ
16位 七人の侍
1954年🇯🇵、黒澤明監督
時代劇
17位 マイティ・ソー バトルロイヤル
2017年🇺🇸、タイカ・ワイティティ監督
コメディ/アクション/ヒーロー
18位 トイ・ストーリー / トイ・ストーリー3
トイ・ストーリー(1995🇺🇸)
トイ・ストーリー3(2010🇺🇸)
ジョン・ラセター監督
19位 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
2017年🇺🇸、マット・リーヴス監督
アクション
🏆
20位 レヴェナント:蘇えりし者
2015年🇺🇸、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
アクション
🏆🏆
21位 ラ・ラ・ランド
2016年🇺🇸、デミアン・チャゼル監督
恋愛/ドラマ/音楽
🏆
22位 マッドマックス 怒りのデス・ロード
2015年🇦🇺、ジョージ・ミラー監督
アクション
23位 2001年宇宙の旅
1968年🇺🇸、スタンリー・キューブリック監督
宇宙/映像
24位 007 スカイフォール / 007 スペクター
007 スカイフォール(2012🇬🇧)
007 スペクター🏆(2015🇬🇧)
サム・メンデス監督
クライム
25位 甘い生活 / 8 1/2
甘い生活(1960🇮🇹)
8 1/2(1963🇮🇹)
フェデリコ・フェリーニ監督
ドラマ
26位 アンダルシアの犬 / 黄金時代 / 忘れられた人々
アンダルシアの犬(1929🇫🇷)
黄金時代(1930🇫🇷)
忘れられた人々(1950🇲🇽)
ルイス・ブニュエル監督
ドラマ/映像
27位 猟奇的な彼女
2001年🇰🇷、クァク・ジェヨン監督
ラブコメディ
28位 捜索者
1956年🇺🇸、ジョン・フォード監督
西部劇
29位 第七の封印
第七の封印
1957年🇸🇪、イングマール・ベルイマン監督
ドラマ
30位 アルジェの戦い
アルジェの戦い
1966年🇮🇹、ジッロ・ポンテコルヴォ監督
戦争
31位 アンドレイ・ルブリョフ / サクリファイス
アンドレイ・ルブリョフ(1971ソビエト連邦)
サクリファイス(1986🇸🇪)
アンドレイ・タルコフスキー監督
ドラマ/映像
32位 大菩薩峠
1960年🇯🇵、三隅研次監督
時代劇
33位 ゴジラ
1954年🇯🇵、本多猪四郎監督
怪獣
34位 裏窓
1954年🇺🇸、アルフレッド・ヒッチコック監督
ミステリー
35位 エイリアン
1979年🇺🇸、リドリー・スコット監督
SFホラー
36位 21ジャンプストリート
2012年🇺🇸、フィル・ロード、クリストファー・ミラー監督
コメディ/刑事
37位 Love Letter
1995🇯🇵、岩井俊二監督
恋愛
38位 LOGAN/ローガン
2017年🇺🇸、ジェームズ・マンゴールド監督
ヒーロー/アクション
🏆
39位 シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
2015年🇺🇸、ジェマイン・クレメント、タイカ・ワイティティ監督
コメディ
第40位 ドラキュラ
1992年🇺🇸、フランシス・フォード・コッポラ監督
伝説+エロス
レビュー記事:コッポラ映画『ドラキュラ』はエロスと愛を描く隠れた名作
おまけ:勝手に賞を作って表彰してみた
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