数年来モレスキン(MOLESKIN)のノートを愛用している。
特に万年筆との相性が良く、手記の定番ノートとして使ってきた。
しかし最近になってAmazonベーシックからそっくりなノートが格安で発売されていることを知り、購入したので比較検証してみたい。
モレスキンとAmazonベーシックノートの比較
今回比較したのは商品はこちら。
どちらもオーソドックスな「横罫ノート」で、大きさは「ラージサイズ」縦21 x 横13cmを選んだ。
ページ数は同じ240ページ、ハードカバーで、ノート裏表紙のポケットやゴムバンドもついている。
価格
この比較の場合、価格が最も重要だと思うので最初に述べたい。
モレスキン | Amazonベーシック | |
---|---|---|
通常価格 | 2,805円 | 756円 |
最安価格 | 2,257円 | 524円 |
このように、Amazonベーシック版のノートは格安で、通常価格が756円である。
Amazonプライムデーなどのセールでは過去に524円まで値下がりしたことがある。
一方で、MOLESKINEは通常価格が2,805円、最安の時でも2,257円もする
このように価格ではAmazonベーシックの圧勝となる。
見た目
サイズや厚さは同じで、違いは感じられない。
表紙の合皮張りの色や手触りもほとんど同じで、詳細を比較しても違いがわからない。
念の為、ノート裏表紙のポケットも広げてみたが、ほぼ同じ大きさであることが確認できた。
見た目に関しては、ブランド名の刻印以外は違いがなく、見分けがつかないと言ってよい。
紙質
ノートの書き味を語る上で、紙質の比較は重要だ。
まず横罫の幅は同じだが、若干上下の余白の大きさが異なる。
Amazonベーシック版の方が、横罫の線がくっきりと濃い気がする。
しかし、これは私のMOLESKINEが古いため劣化した可能性もある。
続いて、万年筆のインクで同じような線を引いて裏写りを確かめてみた。
Amazonベーシックの方がインクの裏抜けが少なく、紙質は良好に思われる。
肝心な書き味だが、MOLESKINEを長年使ってきた経験から言って、Amazonベーシックのノートの書き味は良い。
MOLESKINEは書き味が格別良いというわけではないが、Amazonベーシックも「並」程度の書き味はあり、互角レベルだと言ってよい。
念のため、書き味だけを追求するならMOLESKINEやAmazonベーシックのノートよりも良いものがたくさんある。
まとめ
私がMOLESKINEのノートに求めるのは、所有感と見た目である(笑)。
黒い無地のノートに、重圧感のあるページ数。そしてどんなペンや万年筆でもほどほどに良い書き味。
今回、MOLESKINEのオリジナルとAmazonベーシックのコピー品を比べてみた私の結論は、「Amazonベーシック版に切り替える!」である。
ノートの目的にもよると思うが、私はMOLESKINEのノートは使い捨てのように書きなぐって新しいノートに行く使い方なので、価格が重要だ。
今回の検証で、超高級ノートMOLESKINEと品質がほぼ同じだとわかったので、今後は格安のコピー版Amazonベーシックノートに乗り換えて使っていきたい。