NTSCとPAL方式の違いをまとめた(日本はどっち?)

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デジタルカメラやテレビなどの説明書を読むと、ビデオフォーマットやフレームレートに関連して、「NTSC」と「PAL」方式の二つが記載されている。

だけど日本人である私はどちらを選べばいいかまでは明記されていないことがある。

そこで、結局「NTSC」とか「PAL」はそもそも何なのか、どういう違いがあるのか、そして日本人はどちらを選べばいいか調べたのでまとめてみたい。

「NTSC」とか「PAL」はそもそも何なのか

「NTSC」と「PAL」はどちらも元々はアナログカラーテレビの送受信方式として制定されたテレビ放送規格のこと。

ところがグローバル化によって、どの地域でも使えるようにNTSCとPALの両方に対応したものが登場してた。それにより、消費者には聞き慣れない「NTSC」や「PAL」などという専門用語がスペック表や説明書に記載されるようになった。

「NTSC」と「PAL」の違い

では、「NTSC」と「PAL」はどう違うのか表にまとめてみた。

NTSCPAL
名称NTSC方式
National Television System Committee
規格を定めたアメリカの標準化委員会の名称がそのまま規格名に採用されている。
パル方式
Phase Alternation Line
仕様毎秒30フレームのインターレース方式
水平方向の走査線数が525本
毎秒25フレームのインターレース方式
水平方向の走査線数が625本
使われている国日本、米国、カナダ、中南米など欧州、アフリカ、中国、オーストラリア、ブラジルなど

日本人はどちらを選べばいいか

結論として、日本に住んでいる人は「NTSC」方式を選ぶのが良い。

最後に

もともと、GoProなどのカメラの説明書を読んでいたらフレームレートの説明のところにNTSC/PALと書かれてあり、「結局、日本に住んでいる私はどちらを選べばいいの?」と疑問に思ったことから調べてみた。

「NTSCとPALはビデオのフォーマットで、お住いの地域により使用されているものが異なります。」などとマニュアルに書かれても、よくわからないと思う。

この記事を読んで、日本に住んでいる人はNTSC方式を選ぼうと覚えていただけると良いと思う。

覚え方は日本はNで始まるからNTSCとでも覚えると良い。

関連リンクと出典

世界の放送方式 – Wikipedia

現代カタカナ語辞典