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【書評】『動画2.0』明石ガクト著を読んだ感想

発売後すぐにAmazonで見つけたのでKindle版を購入した。

2時間程度で読める量(紙書籍は221ページ)。

『動画2.0』のポイント

本書の一番のポイントはIPTという概念から「動画」を捉えていることだ。

時間に対する情報量が濃いものを若年層が求めているということを示唆している。 この本では、その尺度を「Information Per Time = IPT」と呼ぶことにする。 IPTが薄いコンテンツを、若年層は忌避する。

テレビからスマホ時代に移って、隙間時間に若者は動画を視聴する。だから「情報の凝縮」が動画には大事なことだと著者は言う。

ここに時間軸に対する圧倒的な「情報の凝縮」がある。 この情報の凝縮こそが、動画を動画たらしめるポイントだ。

『動画2.0』を読んだ感想

「動画」と一口に言っても、どんなイメージがあるかは人によって違うだろう。

例えば「映画」と言ってもひとくくりにできないように、本来「動画」も簡単にまとめたり、分析できるものではない。

著者が『動画2.0』で語っている「動画」は「映像」と明確に区別したものであり、かつ「メディア」視点で見た「動画」のことだ。

だから、「動画」といって日本のYouTuberの「やってみた動画」をイメージする人にとって、あるいはゲーム実況などの動画をイメージする読者にとっては、ピンとこないかもしれない。

IPTという考え方も、情報を凝縮することがポイントとなっているが、別に動画は情報がスカスカだったとしてもいいはずだ(好き嫌いは別にして)。

だから、本書は「メディア」として「情報発信」をする人にとっての「動画」を説明したものであり、メディアとしての動画を考える人にはいい本だと思う。

著者自身がONE MEDIAというメディアを運営している人だから、動画メディア業界(?)の人にはぴったりの本だと思う。

一方で、一般的な「動画」についての本だと思って、本書を読むとちょっとずれてしまうかもしれないので注意が必要だ。

ただ、「動画」を扱った本はあまり存在していないから、動画について興味のある人は、読んでみることをお勧めしたい。

おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️

ちなみに、「メディア」としての動画ではなく、YouTubeやSNSでの動画について興味のある人は、『ゲイリーの稼ぎ方』という本をお勧めする。

詳細は以下の記事をご覧いただきたい。

『必読書30』これからの時代を生き抜くための本