記憶を辿ると、最初に読んだ物語は、中学生の頃に読んだ『ムーミン谷の冬』トーベ・ヤンソン(フィンランド/1957年)でした。

以来、特に10代から20代の青春時代を中心に、これまで500冊以上の世界文学・海外文学を読み進めてきました。

30代では海外生活や旅行をしながら、現地を舞台にした作品を読み、作品数は少なかったですが濃密な読書体験がありました。

しかし、40代になった今、いつしか若い頃のような「純粋な」で「奔放な」読書ができなくなり、世界文学を読むペースが落ちてきました。

そこで、今までに読んだ世界文学という自分の血肉となった作品を掘り起こし、ベスト100にまとめると同時に、再び古今東西の世界文学を読んで、別世界(異世界)を冒険したいと思います。

名著と呼ばれるもの、途中で退屈さに耐えかねて投げ出したもの、そして夜を徹して貪り読んだもの——その膨大な蓄積の中から、「自分の人生や価値観、言葉への感性を根底から揺さぶられた100冊」を厳選し、ランキング形式でまとめました。

文学史的な評価や知名度が高くとも、自分自身が読んで退屈だと感じた作品、心が動かなかった作品は容赦なく除外しました。

学者や出版社が選んだリストは、文学史的な評価を考慮し、国・時代を分散させる傾向がありますが、このリストはあくまで個人が一生を賭けて読んできた独断と偏見のベスト100としたいと思います。

なお、この100選は完成形ではなく、現在進行形のリストです。今後新たに読み進める本の中で、この100位以内に食い込むほどの強い衝撃を受ける作品に出会った場合、本記事の内容(順位やラインナップ)を随時アップデート・更新していきます。

「こんにちこそ、過去のいかなるときにもまして、たとえそのなかに偉大なページはただの一ページしかないにしても、書物が求められるべきときだとぼくは信じる。われわれは断片を、破片を、足の爪を、多少でも原鉱をふくんでいるものを、多少でも肉体と魂を復活させることのできるものを探し求めなければならない。」『北回帰線』ヘンリー・ミラー


現在工事中:だいたいのイメージ。順不同。

  • 『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー
  • 『V.』トマス・ピンチョン
  • 『2666』ロベルト・ボラーニョ
  • 『愚か者同盟』ジョン・ケネディ・トゥール
  • 『At Swim-Two-Birds』フラン・オブライエン
  • 『Early Autumn』ロバート・B・パーカー
  • 『Infinite Jest』David Foster Wallace
  • 『Inherent Vice』トマス・ピンチョン
  • 『Lord Jim』ジョゼフ・コンラッド
  • 『Noli Me Tangere』Jose Rizal
  • 『The Floating Opera』ジョン・バース
  • 『トリストラム・シャンディ』ローレンス・スターン
  • 『Ulysses』ジェイムズ・ジョイス
  • 『Winesberg, Ohio』シャーウッド・アンダーソン
  • 『アメリカの鱒釣り』リチャード・ブローティガン
  • 『オデュッセイア』ホメロス
  • 『くそったれ!少年時代』チャールズ・ブコウスキー
  • 『ザ・ロード』コーマック・マッカーシー
  • 『スローターハウス5』カート・ヴォネガット・ジュニア
  • 『ソンブレロ落下す―ある日本小説』リチャード・ブローティガン
  • 『ドン・キホーテ』セルバンテス
  • 『ハックルベリ・フィンの冒険』マーク・トゥエイン
  • 『ポスト・オフィス』チャールズ・ブコウスキー
  • 『ホット・ウォーター・ミュージック』チャールズ・ブコウスキー
  • 『モンキー・ハウスへようこそ1』カート・ヴォネガット
  • 『やし酒のみ』エイモス・チュツオーラ
  • 『闇の奥』ジョゼフ・コンラッド
  • 『火山の下』マルカム・ラウリー
  • 『外套・鼻』ゴーゴリ
  • 『逆光』トマス・ピンチョン
  • 『巨匠とマルガリータ』ブルガーコフ
  • 『競売ナンバー 49 の叫び』トマス・ピンチョン 
  • 『見えない人間』ラルフ・エリソン
  • 『罪と罰』ドストエフスキー
  • 『三体』劉慈欣
  • 『重力の虹』トマス・ピンチョン
  • 『森の生活』ソロー
  • 『西瓜糖の日々』リチャード・ブローティガン
  • 『石灰工場』トーマス・ベルンハルト
  • 『町でいちばんの美女』チャールズ・ブコウスキー
  • 『怒りと響き』フォークナー
  • 『日はまた昇る』アーネスト・ヘミングウェイ
  • 『白鯨』ハーマン・メルヴィル
  • 『百年の孤独』ガルシア・マルケス
  • 『不死の人』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
  • 『魔法の庭』イタロ・カルヴィーノ
  • 『夜の果てへの旅』セリーヌ
  • 『野生の探偵たち』ロベルト・ボラーニョ
  • 『1984年』ジョージ・オーウェル
  • 『A Portrait of the Artist as a Young Man』ジェイムズ・ジョイス
  • 『Slaughterhouse-five』カート・ヴォネガット
  • 『The Day of the Locust』ナサニエル・ウェスト
  • 『The Heart is a Lonely Hunter』Carson McCullers
  • 『アメリカ』カフカ
  • 『ガリバー旅行記』ジョナサン・スウィフト
  • 『ガルガンチュアとパンタグリュエル』ラブレー
  • 『キャッチ= 22』ジョゼフ・ヘラー
  • 『キリマンジャロの雪』アーネスト・ヘミングウェイ
  • 『ゴリオ爺さん』バルザック
  • 『そして、一輪の花のほかは…』ジェイムズ・サーバー
  • 『タイム・マシン他九篇』H・G・ウェルズ
  • 『チャンピオンたちの朝食』カート・ヴォネガット
  • 『テンペスト』ウィリアム・シェイクスピア
  • 『ハッピー・ガールズ、バッド・ガールズ』ウィリアム・T・ヴォルマン
  • 『ハムレット』ウィリアム・シェイクスピア
  • 『ビリー・バッド』ハーマン・メルヴィル
  • 『ぼくの哲学』ウォーホル
  • 『むずかしい愛』イタロ・カルヴィーノ
  • 『めくるめく世界』レイナルド・アレナス
  • 『モロー博士の島他九篇』H・G・ウェルズ
  • 『ワールズ・エンド(世界の果て)』ポール・セロー
  • 『異邦人』カミュ
  • 『移動祝祭日』アーネスト・ヘミングウェイ
  • 『映画狂時代』ウォーカー・パーシー
  • 『永遠の薔薇・鉄の貨幣』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
  • 『帰れカリガリ博士』ドナルド・バーセルミ
  • 『笑いと忘却の書』ミラン・クンデラ
  • 『城』カフカ
  • 『伝奇集』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
  • 『盗まれた手紙』エドガー・アラン・ポー
  • 『虹をつかむ男』ジェイムズ・サーバー
  • 『日々の泡』ボリス・ヴィアン
  • 『北回帰線 』ヘンリー・ミラー
  • 『木のぼり男爵』イタロ・カルヴィーノ
  • 『旅路の果て』ジョン・バース
  • 『Goodbye to Berlin』Christopher Isherwood
  • 『Other Voices Other Rooms 遠い声遠い部屋』トルーマン・カポーティ
  • 『Pulp』チャールズ・ブコウスキー
  • 『Sometimes A Great Notion』Ken Kesey
  • 『Steps』Jerzy Kosinski
  • 『The Legend of Sleepy Hollow』ワシントン・アーヴィング
  • 『Wittgenstein’s Mistress』David Markson
  • 『アメリカの果ての果て』ウィリアム・ギャス
  • 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』ジュノ・ディアス
  • 『カッコーの巣の上で』ケン・キージー
  • 『こわれがめ』クライスト
  • 『ジャンキー』ウィリアム・バロウズ
  • 『ストーリーを続けよう』ジョン・バース
  • 『ソラリス』スタニスワフ・レム
  • 『チリの地震』ハインリヒ・フォンクライスト