SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Artこそが真の標準レンズたるべき理由

先日SIGMAのArt単焦点レンズを購入した。その理由は以下の3つである。

  1. 本当の意味で標準レンズと呼べる画角50mm相当であること
  2. F1.4と相当に明るいこと
  3. SIGMAがArtシリーズとして世に出していること

例えば、CanonのEF50mm F1.8は安くて軽くて素晴らしいレンズだが、80mm相当と中望遠の画角になる。室内やスナップ的な撮影に使うには望遠寄りで使いづらい。

もっと気軽に使えて、だけどしっかりとボケのある写真や動画を撮りたいと思い、SIGMA 30mm F1.4の購入に至った。

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SIGMAのこの単焦点レンズはレンズマウント別に発売されており、Artシリーズとして発売されているのはCanonとNikon、Sigmaマウント用だけである。Sony用などはContemporaryシリーズとして、別のラインナップ扱いになっている。

シグマArtとContemporaryレンズの違い

同じスペックのレンズなのに、わざわざ「Art」と謳っていることで、嬉しい気分になれる。実際のところ画質に大きな違いはないはずだが、Artレンズのほうが小型で、デザインも良い。Artの理由としてはレンズのデザインを含めたつくりがよりこだわりがあるということのようだ。

Artレンズたる「A」のマークがいい

私がこのレンズを購入するのを決めたのは、YouTubeの動画で海外のSonyユーザーがこのSIGMA 30mm F1.4を使って動画撮影をしている映像を見てそのボケや、雰囲気が気に入ったことが購入のきっかけだった。

所有しているCanonレンズ

今までキヤノンのAPSC機EOS Kissで使っていたレンズは2本ある。

  1. Canon EF50mm F1.8 STM
  2. Canon EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

最近は広角レンズを使うことは少なくなったが(GoProを使っているため)、EF50mm F1.8は中望遠レンズ(80mm相当)として活躍してきた。特に、画面一杯に被写体を埋めることができるため、物撮りなどのクローズアップ撮影に重宝していた。

SIGMAのArtレンズを買ったいま、他のレンズの出番が減ることは避けられないだろう。

一眼レフの存在意義とは

スマホのカメラでも高画質な写真や動画が撮れるようになった今、あえて重たくてデカくて高い一眼レフカメラを使う理由として、私は「ボケ」だけが絶対的な理由だと考えている。

カメラ本体のスペックどうこうよりも、明るい単焦点レンズが持つ描写力、特に被写界深度の浅いボケのある空気感を立体的に写す写真や動画が撮れるからこそ、一眼レフやミラーレスカメラがまだまだ存在意義を発揮できるという考えである。

重量やデザインもArtレンズらしいプレミアム感があふれている。

EF50mm F1.8でそれなりに満足していたのだが、やはりSIGMA 30mm F1.4を使うと、圧倒的に使いやすい。換算80mmと50mmはやはりかなり違う。

欠点といえば、見た目の割に重いことくらいか。

まとめ

総じて買って良かったと思えるクオリティ、そして実際に写真と動画撮影に使えるレンズであり、満足度は高い。

APSC機を使っていて、本当の標準単焦点レンズが欲しいという人にぜひおすすめの一本である。

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