広角レンズ(GoPro)は個性的な写真が撮れる。
景色が広く撮影できるし、遠近感のある写真が撮れる。撮り方次第で可能性も広がる。
広角レンズはむずかしい?
しかし、いざ使ってみるとこんな悩みにぶち当たるのではないか。
「被写体が小さく写ってしまう」
「インパクトのない写真になった」。
かくいう私もGoProや一眼レフの広角レンズで撮影したけど、いまいち満足のいく出来映えにならず悩んでいた。
しかし、ある日プロのカメラマンのアドバイスを知って以来、コツをつかむことができた。
コツを教えてくれたプロのカメラマン
そのカメラマンとは、ナショナル・ジオグラフィックから『プロの撮り方』という写真教本を出版しているブライアン・ピーターソンだ。
この記事が参考になった方は、ぜひ本も手に取ってほしい。広角レンズのコツ以外にもたくさんの実践的なノウハウが詰まった良書だ。
広角レンズの使い方のコツ
それでは「広角レンズでうまく写真を撮るコツ」についてご紹介していきたい。
なお、アクションカメラGoProも超広角レンズを搭載しているので、GoProユーザーもぜひ参考にしていただきたい。
1. 前景に興味を引く被写体を配置する
まず前景をどう工夫するか考える。
広角レンズの効果を発揮するには、前景に興味を引く被写体を配置できるかが勝負の分かれ目になる。
レンズに近い側に被写体を配置することで、前景にある被写体が強調され(デフォルメ効果)、遠景との距離感が出て立体感のある写真になる。
2. ローアングルで撮る
ローアングルで撮ることで、広い世界を見上げるような写真が撮れる。また、低いところにある被写体や地面を前景に取り込むことで、コツの1番と同様の効果を得ることもできる。
さらに、地面や被写体などが「線」を描いているようなものを取り入れると、写真を見る人の目を惹きつける効果を演出できる。
3. 前景/中景/遠景を写して遠近感を演出する
前景が重要であることは変わりないが、さらに中景、遠景を意識することで、写真に3層のレイヤーができ、奥行きのある興味深い写真になる。
一眼レフを使っている場合は、絞りをしぼって前景から遠景までをクリアに写すことがポイント。
最後に
広角レンズは報道カメラマンやネイチャー系(自然・風景)カメラマンがいちばん好きなレンズと言われる。なぜなら広角の特性を生かして、一枚の写真で多くの「物語」を伝えられるから。
皆さんも今回ご紹介した広角レンズのコツを生かして「物語」のある写真を撮ってみていただきたい。
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