NETFLIXがいいのはオリジナル作品が面白いこと。『ナルコ』や『ストレンジャー・シングス』など多数ある。
しかし、膨大な数の映画を配信しているNETFLIXならではの魅力は他にもある。それは、隠れた名作、マニアックな作品を見つけることだ。
面白くなければ途中でやめても定額制だから損はしない。せっかくなら今まで存在すら知らなかった作品を観てみるのはいかがだろうか?
ということで、ここでは見る価値のある「隠れた名作」をご紹介したい。
2018年7月27日『カーゴ』を追加。
2018年9月15日 3作品追加
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
タイカ・ワイティティ監督(ニュージーランド出身)。『マイティ・ソー バトルロイヤル』が面白かったので同じ監督の映画として見た。この監督はこの映画で主演もしている。
たくさん笑った。ばかばかしいけど、くだらなくはない。タイトルのとおり現代でバンパイアが屋敷で共同生活しているというユニークな設定からして面白い。
カーゴ
NETFLIXオリジナル映画。
ゾンビ映画なんだけど、ナチュラルさにこだわった癒しのある「ナショナル・ジオグラフィック系ゾンビ映画」。
NETFLIXオリジナル映画のなかでは数少ない隠れた名作だった。
詳細レビューを書いた。
アポカリプト
マヤ文明をリアルに描く。残酷なシーンも描かれるが、これがほんとうのマヤ文明の姿なのだと、想像させる。
古代文明へのイマジネーションを掻き立てられる隠れた名作。
ドライヴ
私のおすすめの俳優ライアン・ゴズリングが主演しているアクション・ドラマ映画。
ライアン・ゴスリングが期待通り哀愁のある演技をしてくれる。映画全体の雰囲気も明るいような暗いような独特な感じでいい。
この世に私の居場所なんてない
この脚本を書いた人はぜったいに自分自身が物を盗まれた経験がある。そう思ってしまうほど「私怨」のようなパワーがこもっている。
ロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウッドが脇役として光る。
サンタクラリータ・ダイエット
不死者になって人間を食べるというトンデモな設定。
だけど夫婦はいつもラブラブで、家族のことを第一にするホームドラマというシュールさがいい。
ドリュー・バリモアが「人喰いママ」になっているのもいいし、家庭崩壊を食い止めようとナイスにサポートする夫役のティモシー・オリファントの笑顔も、ジャック・ニコルソンばりの脅威的な作り笑いで見る人をなごませてくれる。
ひそかにシーズン3のリリースを待っている作品。
エターナル・サンシャイン
『マルコヴィッチの穴』の脚本家がこの『エターナル・サンシャイン』でもやってくれた。
嫌いな人には嫌われるであろう、錯綜した世界を描く。下手をしたら「トンデモ映画」として闇に葬り去られるであろうギリギリの線を攻めて、見事に指示を得た傑作恋愛映画。
個人的にはかなりおすすめな映画。
ミニマリズム
アメリカでのミニマリズムを啓蒙する若者2人のドキュメンタリー。
ブロンソン
おすすめの俳優トム・ハーディ主演でイギリスの服役囚であるチャールズ・ブロンソンを描いた映画。
監督は先に紹介した『ドライヴ』と同じニコラス・ウィンディング・レフン(デンマーク出身)。
インサイド・ルーウィン・デイヴィス
コーエン兄弟が描く1960年代フォークシンガーの姿。
放浪、ボヘミアン、音楽を志す男。笑えるコメディでありながら、泣いてしまうような切なさが表裏一体となっている。
『名もなき男の歌』という副題が示唆するように、「隠れた名作」と呼ぶにふさわしい名作。
詳細レビュー記事: