マイナビ出版様より新刊『自由自在に動画が作れる高機能ソフト DaVinci Resolve入門』の見本誌を贈呈頂いたので、DaVinci Resolveユーザーの皆さんにご紹介したい。
本書は2021年4月に発売されたばかりの新刊でDaVinci Resolveの最新バージョン17に対応している。
初心者から中級者の一般的なユーザーを想定して、「なるべく早く、望む操作ができるように」基本的な機能を中心にわかりやすく説明されている。
目次
まずは目次をご覧いただきたい。
Chapter 1 DaVinci Resolveの概要
Chapter 2 編集前後の作業
Chapter 3 カットページでの編集作業
Chapter 4 テロップの入れ方
Chapter 5 音に関連する作業
Chapter 6 色の調整
Chapter 7 少し高度な機能
Appendix こんなときは
このように、DaVinci Resolveの概要から始まり、カット編集、テロップの入れ方、音や色の調整、書き出し方法、さらに少し高度な機能までがカバーされていることがわかる。
内容紹介
ではもう少し具体的に『自由自在に動画が作れる高機能ソフト DaVinci Resolve入門』の内容についてご紹介していきたい。
カット編集
本書では特に動画編集で最も作業量が多くなるカット編集について入念に説明されている。DaVinci Resolveを使ったことがある中級者でも学べき新たな発見があるはずだ。
これほどまでにカット編集を入念に解説しているのは特筆すべきことだ。動画編集の中心作業であるカット編集をじっくり学べば、実際に動画編集するときに効率が上がり、より上手な編集ができるようになる。
その他の役に立つ機能
また、用語解説、ヒント、補足情報、コラム、トラブルシューティングなどが随所に挿入されてあり、初心者がつまずきやすいポイントを補足してくれるので非常にありがたい。
個人的には特に音声関連の操作方法、リタイムコントロール、モザイクをかける方法が勉強になった。
本書のはじめに書かれていた通り、「DaVinci Resolveの学習コストを大幅に削減する入門書」であり、DaVinci Resolveの使い方を学ぶのに最適の一冊と言える。
解説本は書籍がいちばん理解しやすい
近年ではブログやYouTube動画による日本語での情報も増えてきたように思うが、個人的には本書のような解説本を読みながら学習することを強くおすすめする。
理由はパソコンでDaVinci Resolveを実際に操作しながら、本書を脇に置いて見ながら学習するのが一番効率的だからだ。
ブログや動画では断片的な情報しか入手できず、初心者がDaVinci Resolveの全体的な操作方法を学習するのには適していない。
本書を読めば、基本的な機能をすべて理解できるので、初心者から中級者の方は一度本書を読んで全体の操作を一通り終えてから、各機能の細かい情報をブログや動画などで調べていくのがおすすめの学習方法だ。
最後に
私はDaVinci Resolveはバージョン14から使い始めかれこれ5年近く使っている。当時は日本語での情報がなく、海外のブログやYouTubeの解説動画を調べてわからない部分をパズルのピースのように当てはめて独学してきた。
DaVinci Resolveを使い始めた当初に、本書のような日本語で書かれた初心者向けの解説本があればどれほど助かっただろうと思う。
DaVinci Resolveで動画編集をしてみたい人はぜひ本書を購入して挑戦してみて頂きたい。