Bob Dylan作詞・作曲のAll Along the Watchtower「見張塔からずっと」は名曲だ。
その名曲をJimi Hendrixが演奏すると、完全にJimi Hendrixの曲に仕上がってしまう。
この記事では、All Along the WatchtowerのJimi Hendrixによるライブ版を2つ紹介したい。
All Along the Watchtower
Bob Dylanが1967年に作詞・作曲した。
翌年の1968年にJimi Hendrixがカバーをしてアルバム収録した。
Bob Dylanのオリジナル版、Jimi Hendrixのスタジオ収録版、そして1970年の2つのライブ版。どれも即興が入っているため、別の曲みたいに新鮮に聴こえる。
とくに、アトランタ版はライブ映像から生々しい雰囲気が伝わってくる。
1970年7月4日アトランタ版
1970年9月3日コペンハーゲン版
最後に
1990年代、中学3年だった私はテレビ番組でJimi Hendrixのライブ映像を見た。ほんとうに衝撃だった。テレビで見た日本の音楽とはまったく別の世界がそこにはあった。
アフロヘヤーにバンダナ、着物みたいな服装、左利きでかまえたストラトキャスター。
衝撃はいまも残っている。番組名は覚えていないが、あの頃の深夜のロック番組はすばらしかった。
久しぶりにJimi Hendrixの演奏を映像で観たが、なでるように「さわさわ」とピックを動かしていることに驚いた。あんな弾き方であの複雑で超速の音が出てくるなんて、いまも信じられない。
Jimi Hendrixのライブ映像を観ると、そのたびに衝撃を受けて、忘れていたなにかが甦る気がする。