「音楽を作るために生きる」Aviciiの魅力を紹介したい

食わず嫌いのためのEDMおすすめベスト」でも紹介した私のお気に入りのアーティストAvicii(アヴィーチー)が今日2018年4月20日に28歳の若さで亡くなった。

ここでは私なりにAviciiの魅力をご紹介したい。

Aviciiの魅力はライブでのDJプレイではなく、スタジオでの曲作りにある

YouTubeにあるAviciiのライブ動画を一通り見たことがあるが、正直あまり印象に残っていない。Avicii本人もDJプレイはデビュー後に学んでいったと語っている通り、AviciiにとってライブでのDJプレイは本職ではなかったようだ。

2016年にライブ・ツアーから引退した際に発表したコメントによると、Aviciiが本当にやりたかったのはライブ公演ではなく、音楽を作ることだった。そのために、人気の絶頂にも関わらずライブツアーを引退し、スタジオでの曲作りに専念する道を選んだのだ。

「僕は音楽を作るために生き、音楽を作るために生まれてきた」——Avicii

Without You (2017)のメイキングビデオ

最初に貼り付けた動画には、Without You (2017)の録音風景がダイジェストで記録されている。イントロ作りから始まり、ボーカル録音、そしてAviciiの手による楽曲作りの全体の流れがよくわかる。

スウェーデン出身のAviciiであるから、映っているスタッフ、歌手は皆スウェーデン人のようで、スウェーデン語で会話をしている。流暢に英語を話すAviciiだが、曲作りは気心の知れた同郷人と行なっていたようだ。

細部まで作りこむAviciiの曲作り

次に貼り付けた1時間以上もある動画を見ると、曲作りに対するAviciiの細部へのこだわりがわかる。楽曲作成ソフトを操作し何度もやり直しながらレイヤーを緻密に重ねていくAvicii。

そこには音楽家というよりも科学者のような、あるいはエンジニアのような孤独で探究的な作業が映っており、Aviciiの本当の姿が垣間見えるように私は思う。

最後に

私にとってAviciiの魅力は楽曲の良さにつきる。彼の曲はどれもスタジオで作られた段階で細部まで完璧に仕上がっている。

だからスタジオ録音された曲をじっくり聴くことで、Aviciiの思いを感じたい。

もっと彼の新曲を聞きたかった。ご冥福をお祈りする。

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