今やPDFは書類のやり取りに不可欠なフォーマットとなった。スマホやPCなど、どんなデバイスでも同じ見た目で書類が閲覧できるユニバーサルなファイル形式だ。
PDFは完成した書類を出力するフォーマットであり、通常は閲覧だけを念頭に利用されている。むしろ、編集できないことにこそPDFの価値があるとも言える。ところが、PDFファイルをちょっと修正したいと思ったことがある人は意外と多いのではないだろうか。
この記事では、PDFをサクサクと編集できて高機能だけどコスパに優れた、おすすめのPDF編集ソフトをご紹介したい。
おすすめのMac版PDF編集ソフト
ご紹介するおすすめのPDF編集ソフトはWondershare PDFelement(ワンダーシェアー・PDFエレメント)という。
PDFelementはVectorなどの「PDF部門」や「文書作成部門」で部門賞や特別賞を受賞しているPDF編集の定番ソフトだ。
本記事ではまずPDFelementをおすすめする3つの特徴を解説し、後半で具体的にPDF書類をPDFelementで編集する方法を解説していきたい。
PDFelementの特徴
まず、PDFの編集ソフトにPDFelementをおすすめする理由を3つ挙げてみたい。
- コスパが良い
- PDF編集に必要な機能が網羅されている
- 超スピードで編集できる
以下3つの特徴を詳しくみていこう。
PDFelementの特徴1:コスパが良い
PDFelementにはMac版とWindows版が存在し、プロ版と標準版が用意されている。契約期間は1年間プランと永続ライセンスの2つが用意されている。
Mac版の価格を表にまとめてみるとこうなる。
1年間プラン | 永続ライセンス | |
---|---|---|
PDFelement 標準版 | 4,980円 | 5,980円 |
PDFelement プロ版 | ⇨6,780円 | ⇨8,980円 |
- 価格は2021年5月28日時点のものを引用した。
- この記事の執筆時点ではキャンペーンでPDFelementのプロ版がディスカウントされていたので購入したい人はお買い得のチャンスとなる。
- 価格は予告なく変更する場合があるので、最新の価格は公式ページで確認して頂きたい。
比較として、PDFの編集ソフトとして有名なAdobe Acrobat DCの価格を調べてみた。Acrobat DCにはStandard版とPro版があり、Standard版を年間プランで契約した場合、1,518円/月となる。
比較すると、4ヶ月以上使うなら、PDFelement 標準版の永続ライセンスを買った方がAcrobat DCよりもお得となる。
このように、PDFelementは非常にコスパの高いPDF編集ソフトだと言える。
PDFelementの特徴2:編集機能が充実している
価格が安いことは分かったが、肝心な編集機能は十分か気になるところだ。PDFelementにはPDF編集でやりたいことがすべてできるほど機能が充実している。
文字の編集や追加はもちろん、図の挿入や簡単な表計算まで編集できる。
詳しい機能についてはこちらの約2分の短い公式動画がわかりやすい。
PDFelementの特徴3:超スピードで編集できる
実際にPDFelementを使ってみて驚くのは、動作速度が軽快でサクサクとPDF編集ができてしまうことだ。
PDFelementは無料で試すこともできるので、ぜひこのスピード感を体験してみてほしい。
公式ホームページに書かれてある通り「超スピードで対応完了!」というのは本当だと実感頂けるだろう。
PDFelementの使い方
ここからは実際にPDFelementプロ版を使って、編集画面をお見せしながら使い方を解説していきたい。
請求書PDFの編集
一つ目の例として、PDFで送られてきた請求書の文字や数字を変更する場面を想定してみた。
PDFelementは瞬時に立ち上がり、編集したいPDFファイルをドラッグ&ドロップするだけですぐにPDFの編集が開始できる。
請求書に書かれてある文字を編集できるのはもちろん、金額や数量などが書かれてある表の中身も編集できる。
例えば、サンプルとして請求書を開いてみたが、文字や表の数字がPDFelementで編集可能なコンテンツとして認識されていることがわかる。
実際に編集してみるとわかるが、動作速度は軽快でサクサクと修正できるので、締め切りが迫っている書類などに素早く修正をする場合などに役立つ。
チラシなどの写真や図入りのPDF
続いて、写真入りのレイアウトのある書類の例としてチラシの編集をしてみたい。
文字を直接編集するのは先ほどと同様に当たり前にできる。
PDFelementがすごいのは、PDFの図や写真を認識してくれるので、写真を簡単に差し替えられることだ。
例えば今回の例のように、元の写真を上書きではなく差し替えとして写真を置き換えてくれる機能は素晴らしい。
また、注釈コメントなども入力できるので、誰かと文章を共有して修正作業をする使い方もできる。
これほど自在にPDFの編集ができてしまうと、書類を作成した元のソフトを持っていなくても大抵の編集作業ができてしまうと思えてくる。PDFelementさえ持っていればほとんどのPDFの編集ができてしまうことに驚く。
PDFelementでは他にもPDFの変換、結合、圧縮、OCRやパスワード保護などのセキュリティ機能まで備わっているので、まさに「オールインワンのPDF編集ソフト」だといえる。
まとめ
PDFelementを使ってみると、あまりに簡単にサクサクとPDF編集ができてしまうことに驚く。PDFは閲覧しかできないフォーマットだという思い込みが崩れ、PDFだって自在に編集できるのだと認識を改めさせられた。
PDFelementを持っているといざというときにPDFの編集ができるので、必ず役に立つ時が来るだろう。買い切り版もあるので、PDFのやり取りを多くする人や、PDFの編集をしたいと思ったことがある人はぜひまずは無料版を試してみることをおすすめしたい。