はっとさせられるYouTubeの動画があったので、ご紹介したい。
This Is Water – Full version-David Foster Wallace Commencement Speech
アメリカの小説家David Foster Wallaceによる、2005年ケンヨン大学卒業式でのスピーチ。
240万回再生されていて、一見地味な動画ながらひそかな人気がある。私もSNSの口コミで知った。
日本語字幕がないので、20分近くあるスピーチを3行で要約してみたい。
- 大人になると日々の繰り返しで、ものごとを考えなくなり、自己中心的な考えに染まる。
- 考えることとは、どこに意識を向け、経験からなにを学ぶかを自ら考えること。
- 日々のなかで何度も繰り返し、本物とはなにか、本質はなにかと意識して自問すること。
タイトルのThis Is Water「ここにあるのは水だ」は、スピーチの冒頭に語られる魚の比喩からきている。水のなかで暮らす魚にとって水は当たり前のものだが、繰り返し「ここにあるのは水だ」と意識して自問することの大切さを意味している。
スピーチの最後でDavid Foster Wallaceは卒業生たちに言う。学ぶことは生涯続くものであり、いまから始まるのだと。
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