FeiyuTech社のGoPro用ジンバルG6を入手した。
日本語での情報が少ないため、英語版マニュアルを読み基本的な使い方をまとめてみた。
3つの基本モードと3つの応用機能に分け、説明したい。
基本の3つのモードと使い方
まずは3つの基本モードを理解し、操作方法を覚えよう。
- パン [HF] 左右の動きに追従(デフォルト)
- フォロー [AF] 上下左右の動きに追従(ファンクションボタン2回押し)
- ロック [LK] 固定(ファンクションボタン1回押し)
G6には上下、左右、回転の3つの軸がある。回転方向の軸は固定されており、基本の3つのモードで上下と左右の軸方向に追従するか否かを選ぶことになる。
パン [HF]モードは、上下(縦方向)の手ぶれを補正しつつ、左右の動きには追従してくれる最も一般的なモードだ。歩きながらジンバルを構え、前方を中心に左右を撮影する際に便利。
フォロー [AF]モードは、より柔軟性のあるモード。上下と左右の2軸方向の動きに追従するため、手の動きに合わせてカメラを自由に動かしたい時に使える。
ロック [LK]モードは、カメラが一方向のみに固定される。よりスムーズで動きの少ない撮影ができる。
以上の3つの基本モードでは、ジョイスティックを使って滑らかにカメラを動かせる。ジンバルを動かして狙った方向にカメラを向けるのが難しい場合は、ジョイスティックを使ってカメラの向きを調整しよう。
また、水平調整ボタンを使うとカメラを回転(傾き)できる。これは意図的にカメラを傾けたい場合に使用する。
応用の3つの機能と使い方
応用として、以下の3つの機能がある。
- 180度回転 [自撮りセルフィー](ファンクションボタン3回押し)
- 自動回転モード [タイムラプス] (ファンクションボタン4回押し)
- リセット(トリガーボタン2回押し)
180度回転機能は自撮り(セルフィー)撮影に便利だ。向かって正面を撮影しながら、自分の方へカメラを素早く反転させることができる。リセット(トリガーボタン2回押し)すると、カメラが再び前方を向き、元の撮影に素早く切り替わる。
自動回転モードはタイムラプス撮影と組み合わせると、非常にスムーズかつダイナミックな景色をパノラマに撮影できる。ファンクションボタンを4回押すと音が鳴る。まずは手でジンバルとカメラの向きを変え、開始位置に動かしてファンクションボタンを1回押す。次に終了位置にカメラを動かしまたファンクションボタンを1回押す。すると本体が自動で開始位置まで移動し、自動回転がスタートする。
自動回転のスピードは初期設定では360度回転するのに1時間かかる。つまり、時計の分針と同じスピードで回転するため、感覚的にわかりやすい。回転スピードを変更したい場合は、Feiyu ONというスマホのアプリを使う。なお、自動回転は左右方向だけでなく、上下方向にも回転させることができるため、非常に柔軟性のあるユニークなタイムラプスが撮影できる。
最後に、リセット機能。トリガーボタンを2回押すとジンバルの位置がデフォルトの状態に戻る。撮影を再開する場合は、一旦リセットをすると良い。
最後に
G6はGoProなどのアクションカメラを持っている人には本当に便利なジンバルだ。手振れ補正はもちろんすばらしいが、充電ができ、カメラをジンバルから操作でき、また生活防水の機能まである。
特にGoPro Hero 5やHero 6を持っている方で、Hero 7のHypersmoothのような、あるいはそれ以上の手振れ補正がしたい、さらには追加の機能も楽しみたいという人には、ぜひこのFeiyuTech G6をおすすめしたい。
『GoPro完全ガイド』
参考動画
FeiyuTech社のオフィシャル動画に使い方がまとめてあるので、上記を一読いただきながら動画を参照されるとより理解が深まる。