カテゴリー
iPhone カメラ

歴代iPhoneのカメラ機能を徹底比較!iPhone 6からiPhone 12まで

2020年10月20日更新:iPhone 12/iPhone 12 Proの情報を追加

この記事では、歴代iPhoneシリーズをカメラ機能だけに絞り、スペックを比較して変化点や特徴についてまとめた。

この記事を読んで、iPhoneのカメラの違いを理解し、カメラをよく使う人の購入ガイドなどに役立てていただきたい。

写真だけでなく動画撮影の比較も合わせて行った。また、近年その重要性を増しているフロントカメラのスペックについても触れた。

結論として、カメラを中心に考えた場合、どのiPhoneがおすすめかも独断で書いてみたので、最後までご一読いただきたい。

1. メインカメラ(バックカメラ)

カメラは本体よりもレンズが重要と言われている。つまり、注目すべきは絞り値がiPhone 7以降はf/1.8と明るくなっている点だ。絞り値が小さいほど、より多くの光を取り込むことができるため、暗所撮影に強い。

iPhone7以降、iPhoneの標準レンズともいうべき広角レンズはf/1.8で統一されているため、レンズ的にはiPhone7が飛躍のモデルだったと言える。

そして、iPhone 12の登場によりついに広角レンズの絞り値はf/1.6まで明るくなった。iPhone 12ではナイトモードも搭載されていることもあるが、レンズ自体の絞り値がf/1.6になりより一層暗所撮影で明るくISO感度の低いノイズの少ない写真が撮れるだろう。

iPhone X以降はポートレートモードを採用しており、ご存知のように人物を撮影する場合に背景をぼかして撮影できるようになった。この機能のおかげで、今までは一眼レフカメラと単焦点レンズのような上級者向けの機材を必要としていたボケのあるポートレート撮影がiPhoneでも撮れるようになった。

HDRも順当に進化しているが、実際にどの程度の違いがあるかは微妙なところだ。現在ではスマホでもたくさんの優れた写真編集ソフトが使えるため、RAWファイルで撮影すればHDRのようなダイナミックレンジのある写真に仕上げることができるからだ。ちなみにiPhoneでRAW撮影ができるのは、iPhone 6S、SE以降でiOS 10でサポートされた。

バックカメラの機能で分けるとiPhone 6/6s/SEが基礎的なモデルであり、iPhone 7/8で絞り値がf1.8になり光学式手ぶれ補正が加わったことで、カメラの機能としては便利で現代的にアップグレードした。そしてiPhone XからXR、XSの登場で、いまやiPhoneでも一眼レフのようなボケのあるポートレート撮影が可能になった。

こうしてみると、バックカメラはiPhone 7とiPhone Xで大きな飛躍を遂げたといえる。

さらにiPhone 11の登場で、iPhone Xで登場した望遠に代わって超広角レンズが採用された。GoProなどのアクションカメラやドローンで普及した超広角レンズが採用されたことで、よりiPhoneのカメラ機能が進化した。またiPhone11ではナイトモードが搭載されたことで、今まで小型センサの弱みだった夜間の暗所撮影すらも強化された。

新たな超広角レンズの採用とナイトモードの登場により、iPhoneのカメラはiPhone 11でさらに大きな進化を遂げたことになる。

2020年5月に登場した第2世代SEについてはiPhone XRに一番近いといえる。新しいカメラの機能はないが、ボケ具合を調整できるポートレートモードが搭載されている点がうれしい。

iPhone 12 Proの写真撮影で特筆すべきはAppleProResと呼ばれるApple独自のRAWフォーマットに対応したことだ。

iPhone 12では広角レンズの絞り値f/1.6とスマートHDR 3によって、レンズの物理特性とコンピュータ処理の両面からクオリティの追求が進化したことは素晴らしい。

2. 動画撮影

続いては動画撮影について比較したい。

ここで注目すべきは4Kビデオ撮影、手振れ補正機能、Dolby Vision対応だ。

4Kビデオ撮影はiPhone 8以降で60 fpsのフレームレートまで対応した。実際に動画に馴染みのある人はご存知と思うが、フレームレートは60fpsまで撮影できると、スローモーションにしたり速い動きの被写体を撮影できるためバリエーションが増える。4K撮影ができるとはいえ、実際に使えるフレームレートに対応したのはiPhone 8以降と言える。

また、動画撮影で重要な手振れ補正はiPhone 7以降で採用された。手振れ補正があるとないとでは、撮影された動画の見やすさがまったく異なる。

動画に関していえば、4Kメインで撮影する人は60fpsまで対応したiPhone 8以降を選び、HD動画メインで撮影する人は手振れ補正のあるiPhone 7以降を選ぶと良いだろう

HD動画(1080p)に関して言及しておくと、iPhone 6の時代から30 fps と 60 fpsに対応しており、それ以上の高フレームレートは採用されていない。

意外なことに、iPhone 11の動画機能は大きな変化が見られなかった。動画撮影については写真撮影機能よりも進化が少ないように感じた。

そして、iPhone 12で動画クオリティが上がる新機能が追加された。それはDolbyVision対応HDRビデオ撮影機能だ。DolbyVisionは写真でいうところのRAWファイルと同じように多くの色情報を含んだフォーマットであり、撮影後にカラーグレーディングする場合など、より自分の狙ったイメージに近づける編集が可能になる。

3. フロントカメラ

最後に、フロントカメラについても触れておきたい。

FaceTimeやLINE等のビデオ通話の他にも、セルフィー写真と動画の撮影もこなすフロントカメラ。

先ほど説明したレンズ部のスペックである絞り値はf2.2とすべてのモデルで同じになっている。画素数ではiPhone 7以降で7MPになった。そしてiPhone 11ではメインカメラに近い12MPまで一気に進化した。

iPhone X以降はフロントカメラでもポートレートモード撮影ができるようになり、そのクオリティと機能が一気に向上した。

またiPhone 11ではフロントカメラでも4K撮影ができるという驚異のバージョンアップを果たしており、細かい機能では120fps動画を撮影して超スローモーション再生できる機能まで加わった。そのため、フロントカメラを頻繁に使用する人は、iPhone 11へのアップグレードは意味があると言える。

iPhone 12ではフロントカメラにもDolbyVision、Deep Vision、ナイトモードが搭載された。これにより、フロントカメラでももはやメインカメラと遜色ない高画質な写真と動画が撮影できるようになったと言える。

結論とおすすめの機種

こうしてカメラ機能だけに絞ってiPhoneの歴代シリーズを比較すると、その進化に圧倒される。

カメラ機能だけに絞って言うと、個人的には以下をこの記事の結論としたい。

iPhoneでたくさん写真や動画を撮る人にはボトムラインとしてiPhone 7以降をおすすめしたい。

理由は、絞り値がf1.8になり、光学式手振れ補正が搭載され、フロントカメラも7MPまで進化したこと。普通の撮影では最新の機種並みのスペックが揃ったのがiPhone7だと言える。

iPhoneでプロのような写真や動画を撮りたい人はiPhone XかiPhone XS

理由は、デュアルレンズ、ポートレートモード、光学2倍ズーム、4K動画の60fps撮影ができること。普通の撮影では満足できない、上級者向けの機能まで備えたのがiPhone Xであり、最新のXSだ。

超広角レンズやフロントレンズをよく使うという人はiPhone 11

理由は、iPhone 11で初登場した超広角レンズは今までのiPhoneとは全く異なる広さを手に入れたことになる。そしてフロントカメラの4K対応や12MPへのアップグレードはフロントカメラにとっては大きな改善となった。今までメインカメラに比べると大きく画質が劣っていたフロントカメラだったがiPhone 11の登場で、フロントカメラでも高画質で自撮りができる時代が到来した。またiPhone 11ではナイトモードの搭載もあり、特に写真をたくさん撮る人にとっては、iPhone 11の進化は良いニュースであり、多くのカメラ好きがiPhone 11へアップグレードしていくことは簡単に予想できる。

第2世代iPhone SEについても最新のカメラ機能を搭載しており評価できる。特にメインカメラでポートレートモードが撮影できることは素晴らしい。ただしレンズが1つだけであり、写真や動画撮影を少し本格的にやりたいという人には物足りないモデルと言える。

そして、最高のiPhoneカメラを使いたい人は、iPhone 12 Pro/Maxが良い。Dolby Vision、Apple ProRes RAW、LIDARの搭載されたiPhone 12 Pro/Maxはもはや一眼レフ・ミラーレスカメラを超えたと言える。

関連記事