ブログをはじめるにあたり、ブロガーが書いた本を読んでみた。
結果、世の中にはブログのための考え方、書き方というものがあるのだと知った。なにごとも郷に入っては郷に従えということだ。
私はブログ本を電子書籍を含めて合計15冊読んだが、ここでは厳選しておすすめの3冊をご紹介したい。
1冊目『人気ブログの作り方』
著者は毎日「自分の活動のすべてをブログに落とし込む」ことを主張している。
また、多くの読者にリピートしてもらうことを目標にしている。
「ブログは、人に読まれないと存在しないものと同じ」という当然でありながら忘れがちなことも言ってくれる。
「紹介する対象物を通じて、自分の経験や考え、感情を語っていかないと、読む価値のあるオリジナルなコンテンツにならないのです」と作者はいう。
本書は徹底して「作者」主体の視点でブログをとらえている。「SEO」やら「読者のため」やらを超えた場所にブログのフィールドがあることを実際にブログを書きながら証明している作者ならではの視点だ。
2冊目『武器としての書く技術』
テンションが終始安定していて、最後まで一気に読んでしまう文章。これが「月に40万文字」を書き続けるプロブロガーの本だということに納得。非常にバランスがいい本。
「新しい時代には新しい『書く技術』」が必要だといい、本書自体もこの書く技術を使って書かれている。
1章から3章までが具体的な書く技術についての説明、4章ではブログで稼ぐ方法が著者自身の経験を交えつつ語られる。そして最終章の5章は「書く技術はこんなに人生を豊かにする」と題され、ブログの目的がこう語られる。
「希薄になった自分を取り戻していきましょう。これこそ、ブログを書く最大の目的です」
ちきりん著『「自分メディア」はこう作る!』のように、やはりブログ文壇の大作家が書いた本は落ち着きがあり説得力が違うなと思った。
3冊目『ブログの成功技術』
著者名とタイトルが長いのはご愛嬌。本書の中で作者はタイトルの重要性を繰り返し述べ、タイトルは28字以内にすることを読者にすすめているからだいじょうぶ。
この本で著者は「〜すべき6つのこと」「〜の4つの条件」「〜8つのコツ」という風にとにかく数字を使って説明している。(そういえば著者の名前にも数字が2つ含まれている。笑)
この本がいいと思ったのは、細かいテクニックやコツが盛りだくさん書かれてあるため、自分で書いたブログを見直すのに役立つからだ。
例えば本書には「ウェブ上で記事を書くときの6つのルール」が書かれてあり、そのルールに照らし合わせることで他者の視点で自分の記事をチェックできるようになる。
本書に書かれてあることがすべて正解だとは思わないが、チェックポイントをチェックする本として役に立つ。
4冊目『沈黙のWebライティング』
この本はインターネットで公開されているページで読んだ。
沈黙のWebライティング – Webマーケッター ボーンの激闘 –
マンガ風に絵と会話で書かれてあるため、スクロールするのが大変だった。だから書籍を買いなさいということだろう。
本書にはテクニック、ロジック、コミュニケーション、エモーションという「Webライティング」に必要なことがバランスよく網羅されてある。
広いテーマをカバーしつつ、細部にまでこだわった時間と金のかかった大作だ。
欲を言えば、漫画ではなくアニメにして動画を公開してほしかった。下に貼り付けたプロモーションビデオを見るとなおさらアニメ化を希望したくなる。
まとめ
はじめにも書いたが、郷に入っては郷に従え。
ブログにはブログの流儀があるということをこれらの本から教わった。