Final Cut ProとDaVinci Resolve両対応の無料プラグインmCamRigの使い方

,

今までFinal Cut Proで利用していた無料プラグインが最近DaVinci Resolve用にも無料で配布され始めたことを知った。

ご紹介する無料プラグインはMotionVFXのmCamRigという。

この記事では、便利な無料プラグインmCamRigのご紹介と使い方について解説したい。

mCamRigについて

mCamRigはMotionVFXが開発した無料のプラグイン。

カメラの動きを模したアニメーションを映像に付け加えてくれる。

以前はFinal Cut Pro専用のプラグインだったが、最近DaVinci Resolve版も配布開始されたので、両方の動画編集ソフトで利用できるので素晴らしい。

文章で説明するのは非常に難しいので、以下の動画をご覧頂くとわかりやすい。

mCamRigの使い方

使い方は簡単で、mCamRigのエフェクトをかけたいクリップの上位にmCamRigクリップをかぶせるだけ。

あとは詳細にカメラ/レンズのパラメーターを変更してエフェクトをかける。

ポイントとしては、キーフレームをうまく使うとよりアニメーションの要素が出て、静的な映像を動的にダイナミックに表現できる。

mCamRigの使用例

私はmCamRigをチュートリアル動画で画面共有するときに利用している。

スクリーンショットで画面全体を録画して、ズームして詳細を見せたいときにこのプラグインを使うととても簡単に動きのついたズームイン/ズームアウトのアニメーションがつけられる。

例えば、以前作成した「3分でわかる!DaVinci Resolve 18の使い方」というチュートリアル動画でもこのmCamRigを使用してズームアニメーションをつけているので使用例としてご覧頂きたい。

このようにスクリーンキャプチャで利用してもよいし、もちろんカメラで撮影した動画にも適用できる。

個人的にはこの無料プラグインを長年愛用させてもらっているが、使い方としておすすめなのは、固定視点で撮影した映像に利用すると良いと思う。

  • ドローンで撮影した俯瞰映像
  • カメラを固定して撮影したタイムラプス映像
  • 静止画の写真

視点が固定されている映像にこのmCamRigを使うと、視点がアニメーションのように動いて、3次元的に動きのある映像に仕上げることができるのでおすすめだ。

最後に

mCamRigの開発元MotionVFXは他にもクオリティの高いプラグインを提供している。

個人的にはDaVinci ResolveからFinal Cut Proへメインの動画編集ソフトを切り替えた理由の一つとして、MotionVFXのプラグイン、モーショングラフィックス・タイトルが利用できることがあった。

今回のmCamRigをはじめ、MotionVFXの他のハイクオリティなプラグインが続々とDaVinci Resolveでも使えるようになってきているようなのでDaVinci Resolveユーザーには朗報だ!