富士フィルムのコンパクト・ミラーレスカメラの名機X100シリーズ。私は2世代目のX100Sを使ってはや数年。X100Sは2013年に発売されたモデルだが、いまだに現役で愛用している。
ここ数年は出番が少なくなってきたかなと思いきや、旅行では必ずX100Sが活躍し、思い出の写真を何枚も撮ってくれた。使い込めば使い込むほど、コンパクトでスリムなボディ、圧倒的なJEPGカラー表現、換算35mmのF2レンズなど、その素晴らしさに魅了されてきた。
何度も他のカメラを買おうと思ったが、検討するたびに自分にはX100シリーズが合っていること、そしてそのユニークさ、見た目、個性、雰囲気のあるカメラを超えるカメラは2020年においても存在しない。
自分にとってこれほど愛用のカメラと呼べるカメラはなく、何より、写真を撮影することがこれほど楽しいと思えるカメラは存在しないと思っている。
語り出すと長くなるので本題へ。2019年はX100シリーズの第5世代「X100V」が発表されるとファンの間では噂になっていた。しかし2019年も終わり、2020年を迎えた現在、いまだ確実な情報は開示されていない。
海外の噂サイトなども覗いてみたが、非常にざっくりとした噂しかなく、確実なことは言えないが、まとめるとおそらくこの2点が有力のようだ。
- 2020年2月ごろに発表される
- 価格は1500ドル(日本円で16万円)相当に値上げ
正直、価格に関してはこれが本当だとすると非常に残念だ。高級コンパクトミラーレスとして独自路線を行くことは理解しているが、16万円はさすがに高すぎる。
2013年発売のX100Sを使い続けている私が新型X100Vに期待するのは以下の1点のみだ。
- 動画機能の充実。4K撮影、3.5mmマイク端子。
そう、動画撮影機能である。X100シリーズは写真撮影用のカメラだ。動画機能なんておまけだというのが今までの通説だった。
しかし、私はX100Vに期待するのは「究極のコンパクトカメラ」であり、“写真も動画も撮れる明るい35mm換算レンズを搭載した見た目もクールなコンパクトカメラ”である。この条件に最も近いのは、現行のX100Fであり、あとは写真機能やレンズは据え置きでもいいから、動画機能を充実させてくれれば、もう他にカメラはいらないくらい完璧なカメラになりうる。
それほどまでにX100Fの完成度は高い。
個人的には動画機能が大幅アップデートされないで15万円以上するのであれば、中古のX100Fを買うだろう。
さて、皆さんはX100Vに何を期待しますか?