個性的な日本の小説とエッセイおすすめ10冊

私は日本の文学や思考はほとんどが「陰湿」だと思っている。文字通り陰があって、湿っている。否定するわけではなく、「陰湿」が日本人の肌に馴染むということだ。

だけど私は昔からこの「陰湿」が苦手だったから、日本っぽくないからっ風が吹いている作品を好んだ。

ここに選出した10冊はどれもあえて風通しがいい作品を選んだ。たまには自分の窓を開けて風を通してみたいあなたに、ぜひこの10冊から1冊を手にとってほしいと思う。


1位

オーパ!

オーパ!

開高健


2位

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜 (岩波少年文庫(012))

銀河鉄道の夜

宮沢賢治


3位

羊をめぐる冒険

羊をめぐる冒険

羊をめぐる冒険

村上春樹


4位

既にそこにあるもの

既にそこにあるもの (ちくま文庫)

既にそこにあるもの

大竹伸朗


5位

白痴

白痴 (新潮文庫)

白痴

坂口安吾


6位

野火

野火 (新潮文庫)

野火

大岡昇平


7位

武蔵野

武蔵野 (新潮文庫)

武蔵野

国木田独歩


8位

ワンダー植草・甚一ランド

ワンダー植草・甚一ランド

植草甚一


9位

白本

白本

白本

高城剛

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10位

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

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橘玲

 

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