数年前までは、格安SIMを使う事は知る人ぞ知る「ライフハック」だった。
私は数年前からエキサイトモバイルの格安SIMとIP電話の合わせ技をSIMフリーのiPhoneで使ってきた。
最近データの使用量が増え、数年ぶりに格安SIMの最新情勢を調べたところ、数年前とは比較にならないほど格安SIMの選択肢が増えたことに驚いた。
結果、個人的には「超格安SIM」と呼びたいほど低価格でSIM運用できる「ライフハック」を知ったのでご紹介したい。
超格安SIM=povo 2.0+IIJmioデータeSIM
その方法は、povo 2.0とIIJmioのデータeSIMを使う方法だ。
音声通話はpovo 2.0を使用し、データ通信はIIJmioのeSIMを使用する「デュアルSIM」で運用する。
povo 2.0
povo 2.0は月額基本料0円のau回線を使用した音声通話&データ通信サービス。トッピングをいつでも自由に購入し利用するプラン。
つまり、音声通話だけを使うなら基本料金は0円で、通話した分だけを支払う。
IIJmio ギガプラン データeSIM
データ通信はIIJmioのギガプランを使用する。
ギガプランのデータeSIMプランは5ギガで660円と格安の運用ができる。
また、物理的なSIMカードはpovo 2.0のSIMカードを挿入して使うため、データ通信は最もお得なIIJmioのデータeSIMを使う。
超格安SIMの価格
気になる価格だが、このデュアルSIM化によって、なんと5GBで660円という激安価格でスマホ運用ができるようになる。
また、povo 2.0はau回線、IIJmioはドコモ回線を使用するので、災害時などのリスクヘッジもできるメリットもある。
povo 2.0+IIJmioデータeSIMのデュアルSIM化手順
では具体的にpovo 2.0とIIJmioのデュアルSIM化の手順を説明したい。
- povo 2.0で音声通信を契約する(povo 2.0アプリで完結)
- 郵送されてくるSIMカードをスマホに挿入してアクティベーション
- IIJmioのデータ通信eSIMを契約
- IIJmioのeSIMを使ってデュアルSIM機能化する
また、IIJmioの良い点として、家族間などでデータシェアできるので、データを無駄なく使える点が良い。
注意点
IIJmioのデータ通信SIMでは5G通信が使えない。
IIJmioは初期費用として3,300円かかる。また、SIMプロファイル発行手数料(eSIM)としてデータeSIMは220円かかる。合わせて3,520円が初期費用として発生することになる。
まとめ
この方法でついに、今までの格安SIMから、超格安SIMに変更できた。
個人的にはpovo 2.0の名前が表している通り、この方法は「格安SIM 2.0」と呼びたいほど、格安SIMの破壊力を感じられる衝撃的な「ライフハック」だと思う。
ぜひ気になる方は、この少々複雑な抜け道を突破し、超格安SIMの世界に足を踏み入れて頂きたい。