待望の新macOS Big Surがリリースされた。数ある新機能の中で、私が待ち望んでいたのは、SafariでYouTubeが4K再生できる新機能だ。
macOS Big Sur以前では、SafariではYouTubeの動画を4K再生できず、Google ChromeやFirefoxを使わねばならなかったことは別の記事で説明した通り。
しかしである。macOS Big Surにアップデートして早速SafariでYouTubeを開き4K動画を再生してみたが、4K再生が選べない!またしても、スムーズに4K再生ができず困っていたが、解決法を見つけたのでご紹介したい。
macOS Big SurでSafariで4K再生できない場合の解決策
まず、こちらのAppleの動画をSafariでご覧頂き、4K再生できるか確かめて頂きたい。
動画の右下の歯車⚙マークをクリックして解像度を選択する。
もしここで「1080p」までしか表示されていないなら下記で説明する設定をする必要がある。
SafariでYouTubeを4K再生する方法
前提としてmacOS Big Surにアップグレードしてから下記の方法を試してみて欲しい。
- Safariのメニューの開発>実験的な機能を開く
- 以下の2つのメニューにチェックマークをつける
- VP9 SW decoder on battery
- VP9 decoder
- Safariを再起動して再び動画を再生して歯車マークをクリックする
以上の設定を終えるだけで、4K(2160p)再生できるようになる!
この現象が起きるのはどういう環境かはわからないが、macOS Big Surにアップグレードしたら何も設定せずにSafariで4K再生できるべきなのにユーザーを混乱させる仕様なのが残念だ。
ともあれ、これでついにSafariでYouTubeを4K再生できるようになったので、今までのようにChromeを使わずにSafariユーザーにとっては嬉しい新機能だ。
VP9とは?
さて、以上の設定をした人の中にはVP9ってなんなのかとお思いの方がいらっしゃると思う。
macOS Big Sur以前のmacでYouTubeを4K再生する方法を説明した別記事「MacでYouTubeの4K動画が再生できない理由」でVP9についても解説した。
なぜmacOS(Safari)はYouTubeで4K再生できないのか、そしてコーデックの違いなどを学べるので、興味のある方はご一読いただきたい。