海外の本、とくに翻訳フィクションは高校生のときから読み始めて以来のファン。
村上春樹の作品を読み漁り、次第に村上春樹が訳した本を読んだのがきっかけだ。そこから海外文学の魅力を知った。
この記事では、有名ではないが「海外文学好きで村上春樹ファン」ならきっと面白い翻訳作品をベスト5にしてみた。
『ワールズ・エンド(世界の果て)』ポール・セロー
「世界の終わり」を描いた小説、映画などは多々ある。
この本にはとても静かな「世界の果て」が待っている。
『and Other Stories―とっておきのアメリカ小説12篇』共訳
アメリカ短編小説のアンソロジーとしては、きれいにまとまった本。
モカシン電報(W.P.キンセラ)
34回の冬(ウィリアム・キトリッジ)
君の小説(ロナルド・スケニック)
サミュエル(グレイス・ペイリー)
生きること(グレイス・ペイリー)
荒廃地域(スチュアート・ダイベック)
イン・ザ・ペニー・アーケード(スティーヴン・ミルハウザー)
夢で責任が始まる(デルモア・シュウォーツ)
彼はコットンを植えない(J.F.パワーズ)
レイミー(ジェイン・アン・フィリップス)
嵐の孤児(メアリー・モリス)
ビッグ・ブロンド(ドロシー・パーカー)
『ニュークリア・エイジ』ティム・オブライエン
『SUDDEN FICTION – 超短編小説70』
電車の中や、ちょっとした隙間時間に読むのにぴったり。
『心臓を貫かれて』マイケル・ギルモア
最後に
あまり知られていない作品を丁寧に訳すところが村上春樹らしさがあっていい。
ここに挙げた作品も、村上春樹が訳していなければ読む機会はなかったと思う。
村上春樹が翻訳した作家で有名な人はたくさんいる。レイモンド・カーヴァー、スコット・フィッツジェラルド、レイモンド・チャンドラーなど。
だけど、やっぱり私はここに挙げた5冊の本がしっくりくるのだ。
参考ウェブサイト:村上春樹さんの翻訳本の一覧【村上春樹研究所】
関連記事

村上春樹の英語スピーチ動画まとめ
村上春樹の英語でのスピーチを時系列でまとめた。現在のところ、YouTubeには3本の動画がある。2005年10月6日MIT大学での講演と朗読MIT(マサチューセッツ工科大学)にゲストとして招かれ、短編「かえるくん、東京を救う」を日本語と英語...

村上春樹の『村上RADIO』〜僕が走るときに聴いている音楽〜を聞いた
2018年8月5日(日)、ラジオで村上春樹の番組『村上RADIO〜RUN&SONGS〜』(「村上レィディオ」と発音)が放送されたので聴いた。詳しい番組の内容、かかった曲の詳細はTOKYO FMの公式ページが詳しい。村上RADIO - TOK...

『必読書30』これからの時代を生き抜くための本
随時更新。ブックマーク推奨。順不同。ノンフィクションノンフィクションはこんな風に分類するといいかもしれない。ちょうどミレニアム(2001年)から2011年までの10年間で、科学的なエビデンスにもとづいて通説をひっくり返すようなバラダイムシフ...