村上春樹の英語でのスピーチを時系列でまとめた。現在のところ、YouTubeには3本の動画がある。
2005年10月6日MIT大学での講演と朗読
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=6o0vNXF8iVU&w=560&h=315]
MIT(マサチューセッツ工科大学)にゲストとして招かれ、短編「かえるくん、東京を救う」を日本語と英語で一部朗読。
当時の講演をレポートした記事をみると、教室からあふれるほどの学生等が集まったという。村上春樹の英語については “Through a stiff Japanese accent, he spoke…”と書かれてある。
また、村上春樹をMITの講演に招いたのは同大学で働いているピューリッツァー賞受賞作家のジュノ・ディアズだったとある。ちなみに、ジュノ・ディアズはセクハラ疑惑でノーベル賞の選考委員を辞任している(ノーベル文学賞の発表延期の舞台裏ANDジュノ・ディアスの告発 – Togetter)。
Literature Reading: Murakami Delights Large Audience in Rare Reading – The Tech
2009年2月15日エルサレム賞受賞スピーチ
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=pQb1V_b0TjE&w=560&h=315]
スピーチの全文は当時はニュースにもなったので、いまでもインターネットですぐに見つかる(日本語訳 全文):村上春樹エルサレム受賞スピーチ | 書き起こし.com
2011年6月9日 カタルーニャ国際賞受賞時のインタビュー
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=lA5R68o9wTI&w=560&h=315]
「カタルーニャ国際賞を受賞。副賞である8万ユーロ(約930万円)を東日本大震災の義捐金として寄付する。受賞式のスピーチでは日本の原子力政策を批判した」(Wikipediaより)。
受賞スピーチの全文はこちらで読める(英文PDF):“Unrealistic” dreamers | 23rd Catalonia International Prize Acceptance Speech
まとめ
世界的に有名な村上春樹が、英語ではどういう話し方をしているのか気になって調べてみた。
村上春樹は早い時期からヨーロッパやアメリカでの生活をしている。
- 1986年 (37歳)〜1990年 (41歳):ヨーロッパ滞在
- 1991年 (42歳)〜1995年 (46歳):米国のプリンストン大学、タフツ大学で教鞭を執る
- 2006年 (57歳)〜:世界的な各賞を受賞。
日本のメディアには登場せず、海外メディアに英語で登場するところがなんとも村上春樹らしい。
参考リンク:村上春樹 – Wikipedia