21世紀にサイケデリックロックするテーム・インパラ

以前ご紹介したアメリカの音楽レビューWebサイト『Pitchfork』の年次ベストアルバムを見ていたら、Tame Impala(テーム・インパラ)というバンドのアルバムが目についたので、AppleMusicで聴いてみた。

じわじわとハマる音楽。ジョン・レノンみたいな高音の歌い方をする。

巷では「サイケデリック・ロック」と呼ばれ、日本にもサマーソニックなどで来日しているそうだ。

基本的にはボーカルのケヴィン・パーカー (Kevin Parker)が楽曲を作ってバンドをリードしている。

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いままでにスタジオ・アルバムは3枚出している。Pitchforkの評価もすごく高い。

Innerspeaker (2010年)

Pitchfork評価8.5/10
私のおすすめ度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

Lonerism (2012年)

Pitchfork評価9.0/10
私のおすすめ度⭐️⭐️⭐️⭐️

Currents (2015年)

Pitchfork評価8.5/10
私のおすすめ度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

「演奏」にこだわりつつ、メロディーがしっかりしていて、ポップなんだけど実験的で、なおかつテクノロジーを導入している。ぜんぶじゃないか? 他になにがある?

3枚アルバムがあるけど、どれも非常に良い。クオリティが高い。

この動画ではケヴィン・パーカーだけが映っているが、彼がギター、ベース、ドラムなどのパートをこなしているのがわかる。

演奏しているのはPowerlineと呼ばれる曲で、アルバム『Currents』のB面曲を集めたアルバム『Currents B-Sides』に収録されている。

この動画は雰囲気があっていい。オーストラリアのパースにある別荘地の家で撮られたようだ。

21世紀に「サイケデリック・ロック・バンド」なんて呼ばれるとなにか不思議な気がする。けど、「中毒性がある」という意味ではサイケデリックロックなんだとひとり納得する。

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